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音楽があなた自身であるように。音楽が、あなたと共に。
Vision
Mission
Action
MESSAG
代表メッセージ
Music yourselfのHPをご覧いただきありがとうございます。
ここでは、2022年3月に設立されましたNPO法人Music yourselfに込められた想いと、これから始まっていく活動の力の根源ともいえる私の大きな人生の転機を綴ってみたいと思います。
~アメリカ留学で見つめ直した音楽人生~
私は音大を卒業し、念願のアメリカ留学をしました。アメリカの生活は、人間力を試されるような日々で、困難にぶつかる度に自分自身と向き合い、見つめ直す大きなきっかけとなりました。そうすると何のために音楽をしているのか、音楽とは何なのかという問いにぶつかり、答えが見つからない自分に絶望し、挫折を経験しました。
今まで感じてきた小さな達成感や幸せは、誰の役にも立っていないような孤独と焦りを感じ、音楽をやめてしまおうかと思い悩み、初めて音楽から少し離れたのでした。
私は幼い頃から強く医師になることを夢見て、人々の心や人生に寄り添いたいと思っていました。
音楽と離れてみると、突然方向転換して進んだ音楽の道は、正しい人生の選択だったのかという引っ掛かりと医療の世界への情熱がまだ心の片隅にある事に気づきました。それでも人生の中心にあるのは音楽で、苦しみも喜びもいつも音楽と共にあり、音楽に支えられてきた事を改めて実感もしました。
音楽は病を治すことはできないけれど、音楽で人々に寄り添うこと、音楽の祈りを捧げる事はできるのではないかと思い、医療と音楽への情熱を使命にかえて、音楽家である自分にとっても生きがいとなる活動を目指し、医療と音楽を繋げるNPO法人設立を決意しました。
〜最愛の母からの学びと愛情を力にかえて〜
NPOを設立した矢先、最愛の母を亡くしました。母は、まだ残りの人生これからという時に、病になってからたくさんの人生の喜びや楽しみを諦めました。最後は、在宅医療を選択しましたが、一緒に過ごせる自宅での日々は、安心と共に、介護の負担は大きく外の世界から閉ざされていくような気分でした。そんな毎日の中で、親族、在宅医療のお医者さんや看護師さん等人々が出入りする我が家は急に賑やかになり、誰かと話す、会う、繋がるだけで救われ安堵する心がありました。
入院や在宅医療を受けている患者さんは、一歩も外に出るのが困難な方も多いと思います。でも、命が尽きるまでの人生の与えられた時間を自分らしく過ごし、悲嘆の中で、患者さんである本人とその家族が豊かな幸せな時間を共に過ごすことは、重要です。
医療や介護のサポートだけに限らず、社会、コミュニティの一員として、その隙間を埋めるのに音楽家にも何かできることがあるのではないかと思い・・音楽の力、生の音楽を通した人と人の命のコミュニケーション、非日常の時を届けたいと思います。
悲しみの中で、音楽は、言葉では表現しきれない心の表出、そして傷みを包みこみ、寄り添う力があると信じています。
遺族にとって大切な人を失った悲しみは、一生共にしていくものなのかもしれません。そんな中で、音楽に包まれながら愛する人と共に過ごした時間を振り返ったり、音楽がささやかな生きる力を与えてくれるかもしれません。
Music yourselfという名前は、何年も前に母と一緒に考えました。そして、最後に命を通して教えてくれました。
Music yourself・・・音楽があなた自身であるように。音楽が、あなたと共に。
この活動が、ささやかな明日を生きる光を点しますよう願い信じています。
これからも温かいご理解とご協力をいただけましたら幸いです。
NPO法人Music yourself
理事長 小田愛梨
NPO法人 Music yourself 理事
Airi Shoda
小田 愛梨
2010年桐朋学園大学音楽部卒業。2013年渡米。
テキサス大学オースティン校音楽部修士課程卒業。全額奨学金を授与され、同校アーティストディプロマ修了。
在学中、同校コントラバス科ティーチングアシスタントや市内オーケストラで演奏活動。2018年帰国。
2021年文化庁委託事業「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」東京藝術大学・桐朋学園大学の共同プロジェクトMusic Bridge特任助手。
2022年より東京音楽大学、文化庁大学における文化芸術推進事業「伝承を担うフィールドからまなび、ともにつくり、地域へつなぐアートマネジメント人材育成」特任研究員。 NPO法人Music yourself代表理事。
OVERVIEW
組織概要
組織名称 | Music yourself |
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所在地 | 埼玉県上尾市瓦葺1857番地26 |
設立認証年月日 | 2022年03月18日 |
設立趣旨 | この法人は、プロ音楽演奏家が、人の心体に与える音楽の力と可能性を活かし、新生児からホスピスに至るまで、広く社会のすべての人々の命の営みの中での様々な困難な場面の身体的、精神的な苦しみやストレスを少しでも和らげる一助となり、また音楽だからこそ実現できるインクルーシブ教育の実現により、音楽が自己表現、そして他者とのコミュニケーションの一助となることを目的とする。 |
役員 |
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定款 | 定款等(PDF) |
PLAN・BUDGET
事業計画・予算
MEMBERS
メンバー紹介
副理事 Tomoko Hashimoto 橋本 知子
現在はさまざまなボランティア活動に参加し、人と人との繋がりや助け合い精神の重要性を実感。困難な状況に置かれている人へ、音楽の力で癒しや活力を与えたいという小田の想いに賛同し、Music yourself に参画。
事務局 Megu Kawasaki 川﨑 愛久
高校時代に、より良い社会を築く上で音楽を活用したいと考え、音楽大学へ進学。音楽教養コースにて、音楽を取り巻く社会について学び、卒業後は他大学にて、福祉と芸術の関わりを考える社会人向けのコースを受講した。
学生時代に在宅で家族の看病をし、看取った経験から、在宅療養をはじめとした医療・福祉の分野において、患者本人のみならずその周囲の人々のケアを目的に、音楽を活用していきたいという考えが強くなった。会社員の傍で活動に参画。
Misaki Suda 須田 美沙季
大学院修了後はインターナショナルプリスクールで、音楽を通した探究学習教育を行うなど活動中。
Kazuyo Ando 安藤 和世
Michiyo Hashimoto 橋本三千代
現在は週に一度障害児の放課後デイサービスに従事している。